青空の下で

それからすぐに警察から連絡が入った。


心優が瀕死の状態で見つかったと。


救急隊の判断でここまでくるよりも、


もっと近い病院でとりあえず処置をするべき


ということで隣町の病院に搬送されたそう。


葵はその病院に向かう。


警察によると、高熱な上、酷い外傷、わずかに息をしているが、意識がなく、反応もないらしい。


とにかく急いで搬送先の病院に向かう。


病院に着き、急いで中に入ると、


警察の方が待っていた。


何があったかはまだ不明らしいが、


心優が入院するきっかけとなった事件の犯人か逃走中で、接触があった可能性があるということだけ伝えられた。


病院の医者によると、今緊急オペを行っているらしい。


偶然にも今日出張でこの病院にきていた亮が


オペを担当してくれているらしい。


それから3時間が経ち、オペ室から亮が出てきた。


亮 「あ、葵。オペは無事に終わったよ。

心優ちゃんの容態なんだけど、

運ばれてきた時は熱が40.3度だった。

刺し傷と打撲が全身にあって、もう少しで手遅れだった。

両手足ともひどい刺し傷で当分の間は動かせないと思う。


右手は肩と肘の脱臼と指の骨折がある。

それから右の手のひらには刃物が刺さったままだった。

運ばれた時、意識はなかったんだけど、

葵って名前にだけはほんの少し反応を見せてたよ。」


葵 「そっか。ありがと。

まだ目は覚ましてない?」


亮 「うん。麻酔は切れてるけど、いつ目をさますかはわからない。」


葵 「そっか。うちの病院に移すのは今日でもいいの?」


亮 「うん。なんせオペしたの俺だしね。

術後の管理は俺がするし。

こっちの病院のスタッフには今日運ぶってもう言ってあるよ。」


葵 「ありがと。助かるよ。ほんと。」



亮 「とりあえず、あと1時間くらいはここで様子見で、そのあと救急車で連れて行くことになってるから。それまで病室借りてるから。」


葵 「分かった。」