すぐに亮は来てくれた。
心優の姿に驚き、一瞬動きが止まる。
葵 「悪い、ちょっと処置してもらえない?」
亮 「うん、全然いいんだけど、、、
これ心優ちゃんが自分でやったの??」
葵 「うん、そうみたい」
葵は悲しそうな表情で答える。
葵 「あっ、もう、やらないのっ!」
心優は涙を流しながら自分の爪で傷をつけ始めた。
その手を葵が止める。
心優 「はぁ、、、はぁ、、、はぁ、、、」
葵 「心優?大丈夫だから、ちょっと傷つけるのおしまい。
落ち着こう?痛いでしょ?こんなにしたら」
心優の涙をぬぐいながら言う。
亮 「心優ちゃん、ちょっと手当していくからねー」
亮が声をかける。
心優 「嫌っ!ダメっ!はぁ、はぁ、はぁ」
葵 「ちょっと安定剤もらえる?」
看護師から安定剤を受け取る。
葵 「心優、ちょっとチクッとするよー」
心優 「いやーあっ!はぁはぁ」
まだ暴れようとする。
亮が心優を抑えてくれて、安定剤を打つ。
しばらくすると心優の全身の力が抜け、
ぐたっとした。
葵 「輸血ちょーだい?」
看護師から輸血をもらい入りそうなところに入れる。
心優が眠り、亮が傷を見始めた。
亮 「ちょっと、酷いな。
縫合糸ちょうだい。」
看護師から受け取り淡々と縫い始める。
亮 「よし、これで大丈夫かな」
葵 「ありがとう、悪いな、オペ終わりなのに」
亮 「いやいや、全然。
心優ちゃん、しばらくは目離せらんないね。
これもパニック発作の1つだろうし、、、」
葵 「ああ。
こんなに傷つけるなんて思わなかったから、
ちょっと焦った。」
亮 「ほんとな。」

