青空の下で

それから1時間程経ち、泣き疲れて心優は眠った。



眠ってる間にと、葵はそっと服をまくり



聴診をする。



体温計を腋にはさみ、体温を計る。



体温は38.2℃。まだ高い。




意識は戻ったから一般病棟に移すことにした。


起こさないようにそっと抱き上げ


個室に移す。




今日は葵は外来担当ではないため、


心優の横で仕事をする。





大分仕事が片付いたころ心優が目を覚ましたようだ。



心優 「ん、」



葵は心優のそばに行き声をかける。



葵 「おはよう、よく眠れたみたいだね」



心優 「ん、あおい、」



葵 「ん?」


心優 「これ、とって?」



そういって点滴を引っ張り始めた。



葵 「あー、だめだよ、心優。


今は心優に必要なお薬入ってるから


抜いちゃダメなの。」



そう言って手を止める。



心優 「いや!これ、やらないで?」


葵 「嫌なの知ってる。でも我慢だよ?

今手痛くないでしょう?」



心優 「んーん、痛い!グスッ」



葵 「んー、でも何ともなってないよ?

あともう少しで点滴終わるから

もう少し我慢しよ、ね?」



葵は心優の頭を撫でながら言い聞かせる。



心優 「グズッぎゅっして?」



うるうるの目でそんなこと言われたら


葵も理性保つので精一杯。



葵 「ぎゅっ、ね」


葵は心優を寝かせたまま上に被さるように


ぎゅっとした。



心優 「んー、もっと」



葵 「え?心優が潰れちゃうよ、、、」



心優 「抱っこ」



葵 「んふっ、抱っこね、」



そのまま心優を抱きあげ葵がベッドに座り


心優をまたがらせるように膝の上に座らせる。



ぎゅっと抱きしめたがら心優の心音を聞く。


心優 「あおいっ…」



葵 「んー?」



心優 「ごめんね…」



葵 「え?」



心優 「いっぱいわがまま言ってる」



葵 「んふっ、大丈夫だよ?そんなこと。

むしろ、その方がいい。

溜め込んで心優が苦しむより断然いいの。

だから謝らなくてよしっ!」



何て言いながら頭を撫でてくれる葵。