心優 「やぁーーゲホゴホッ

来ないでーーはぁはぁはぁ」


葵 「心優、大丈夫!

もう大丈夫だから!」



葵が声をかけても心優は泣き叫ぶ。


発作がでて苦しいはずなのに…


葵が心優の元に行き、抵抗する心優を抱きかかえる。


心優 「いやーーーーはぁはぁはぁ」


葵 「大丈夫、大丈夫。

怖かったねー」



優しく声をかけながらベッドに戻そうとする。



中島 「葵先生!なんか様子変です」



葵 「え?」



心優は意識を飛ばした。



亮がすぐに発作止めを打ち


葵が酸素マスクをつける。



しばらくすると、呼吸も落ち着き、


顔色もマシになってきた。


心優の服をそっとまくり、聴診器を滑り込ませる。



葵 「大分、落ち着いたかな」



亮 「あいつら最近来たやつらだよな」



中島 「そうです、研修医と看護師どっちも来たばっかのやつらですよ」


亮 「院長にこの件について報告してくる」


葵 「俺も行く」


亮 「葵は心優ちゃんのそばにいてあげて。

すぐに目を覚ますかもだし。」


葵 「じゃあ頼んだ。」