青空の下で

葵 「え、えー。ダメだよ、それは…

点滴やならお薬頑張って?」



そう言い口を開けさせるように心優の唇に


指をかける。



心優は渋々小さく口を開けた。


そこにさっと薬と水を入れる。


葵 「はい、ごっくんして?」


心優は顔をしかめながら飲み込んだ。



心優 「飲めたっ!」


今度はうまく飲み込めたようだ。


葵 「よし、じゃあちょっと横になりな?」


そう言ってベッドごと体を横にしてあげる。



心優 「寝たくない…」



葵 「熱下げるためにも寝よう?

俺もここにいてあげるからさ、ね?」



心優はいやいやと首を左右に振り訴える。



葵 「でも怠いんでしょう?

寝なきゃ治るもんも治んないんだから。」



そう言いながら、心優に布団をかけてあげる。



お腹のあたりをトントンとしながら


眠りに誘う。




寝ないと言っていた心優も怠さからか、


案外すんなりと眠りについた。



心優が眠りにつき、その横で葵は仕事を仕上げる。


一応、今日の分の仕事は終わり、心優もぐっすり眠れているようなので医局に戻ることにした。



医局に戻るとすぐに救急担当の看護師に声をかけられた。


看 「葵先生!今救急がいっぱいで亮先生も中島先生もヘルプに入ってくれてるんですけど、急患がどんどんくるので葵先生もヘルプ入ってもらえませんか?」



葵 「わかった、今行くー!」


それから葵は急患の元に向かう。


看護師が言ったように次から次へと患者が来る。

今日はやけに多いらしい。