青空の下で

葵 「よし、疲れただろうから眠っていいよ?」



心優 「寝ない…」



葵 「んふっ、寝ないの?
じゃあもうそろそろ夕飯くる頃だと思うから待ってようね」



コンコンッガラガラ


看 「心優ちゃんのご飯持ってきました」


葵 「ありがと」


看 「心優ちゃんいっぱい食べてね。

また後で取りに来るからね」


心優は頷く。


葵 「よし、じゃあ食べよっか。

食べられそう?」



心優 「あんまり欲しくない」



葵 「熱あるもんな。

でもほら、お粥だから。食べやすいと思うよ?」


葵はそう言ってお粥をスプーンで掬うと


心優の口元に持っていく。


葵 「少しでもいいから食べよう。あーん。」


小さく開けた心優の口にお粥を運ぶ。



葵 「どう?おいしい?」


心優 「うん」



にこっと微笑む心優を見て葵も微笑む。



葵 「食べられそう?」



心優 「うん」


葵 「よかった、はい、あーん」



3分の1ほど食べると



心優 「もう食べられない」


と言った。



葵 「ん、よく食べたね、じゃあ薬飲んで?」



そう言って心優の口に薬を入れ、水を入れる。


葵 「ごっくんしないと溶けちゃうよ?」


心優はなかなか飲み込めないのか


顔をしかめながら口に薬と水を含んだままだ。



葵 「ほら、ごっくんして?苦くなる前に飲み込んじゃって」



心優はやっとの事で飲み込む。



が……



心優 「オエッゲホゲホ」



吐き出してしまった。



心優 「んー、にが、い…」



葵 「ほら、もっかい」



心優 「もういやー」



そう言ってぷいっとそっぽを向く。



葵 「じゃあ点滴する?」


心優 「それも嫌っ!」