青空の下で

心優は俯いてしまった。


葵 「大丈夫だよ」


心優に目線を合わせるように屈んで


安心させようとする。



心優はゆっくりと上の服を脱ぎ始めた。



葵 「偉いね」



葵は見ない方がいいと思い後ろを向く。



心優 「脱げた…」


とっても小さな声でそう言う。



葵 「ん、じゃあ吸盤つけていくね」


そう言い吸盤を付けていく。


つけ終わったらタオルケットをかけてあげた。


葵 「じゃあしばらくじっとしててね。」



そう言って検査を始める。



葵 「よし、終わったよ!

このままエコーするからもう少しじっとね」


そう言ってタオルケットをまくり、吸盤をとると、心優の胸にジェルを塗ろうとする。


心優 「やっ、それ嫌っ!」


葵 「これ?大丈夫大丈夫!冷たくないように温めてるからヒヤッともしないし、痛くもないよ


ちょっと気持ち悪いかもしれないけど滑りをよくするためのジェルだから我慢だよ」



そう言ってジェルをのせる。



気持ち悪いからか心優は逃げようと体を動かす。



葵 「すぐだよ、心優。ちょっと我慢」



そう言って検査を始めた。




葵 「よし、終わったよ!頑張ったね」



そう言って温めたタオルで体を拭き服を着せる。




葵 「よし!じゃあ心優、病室戻ろっか」



心優 「ん」



葵 「心優、歩けそう?」


そう言うと心優はベッドから立ち上がった。


が、頭がぐらっとし、前に倒れそうになった。



葵 「おっと、危ないっ

頭くらくらしてる?」



心優 「うん、ちょっと」



葵 「ちょっと座って?貧血かなー」


心優をふたたびベッドに座らせ、


目の下を下げる。



葵 「ちょっと熱計ろうね」



そう言って心優の腋に体温計を挟み


腕を押さえる。



ピピピッピピピッ



葵 「38.3℃。あんまり変わってないね。

胸の音聴かせてね」



そう言って聴診器をポケットから出し、


手で温め心優の服をまくり聴診をする。



喘鳴も消えてなく、心拍数も高い。



葵 「よし、いいよ」



そう言って片づけた。



葵 「抱っこで行こっか」



心優を抱き上げ診察室を出る。