青空の下で

葵が起きたのは6時


目を覚まし横を見ると心優がいないので


慌てて飛び起きた



寝室を出てリビングに行くと


ソファーでアザラシに身を預けている心優を見つけた



葵は心優に近づき声をかける



葵 「心優?おはよう」



心優 「ん、あ、葵!おはよう」


にこにこ笑顔で挨拶を返してくれる心優



葵 「早いね、いつから起きてたの?」


心優に聞くが心優はぷいっとそっぽを向く


葵は心優を抱き上げ自分の膝の上に座らし


自分の方に向かせる


心優の体はすごく冷えていて葵も驚いた



葵 「心優?体冷えてるけど、いつからここにいるの?」



もう一度心優に尋ねる



心優 「目が覚めちゃったから……」



葵 「眠れなかった?何時に起きたか覚えてないの?」



心優 「……4時半ごろかな……」



葵 「そっか…

寒いでしょ、体冷えてる…

ちょっと体温計ろうね」



そう言って机の上に置きっぱなしの体温計を


手に取り、心優の腋に入れる



心優 「んー、熱ないっ!」



葵 「うん、分かったからちょっとじっとしてな」



ピピピッと音がなり表示を見る



葵 「ん、37.0℃か…次聴診ね」


そう言って聴診器の準備をする


心優が逃げないように抱えたまま


鞄から聴診器を出す



葵 「はい、じゃあ服まくって?」



何て言いながらも葵は心優の服を掴む



心優 「やりたくない…」



小さな声でそう言う



葵 「心優が診察嫌いなの知ってる


でも今は必要なことなの


だから少し我慢して?」