青空の下で

葵 「今苦しくない?」


葵は聴診器を抜くと心優にきく


心優 「苦しくないよ?なんで?」



葵 「ちょっとまだ雑音消えてないし

心拍数も高いから…」


心優 「大丈夫だよ、苦しくないから」



葵 「そう?まあ一応吸入して寝ような」


心優 「えー、またー?」


葵 「うだうだ言わずに、はいこれ吸って?」


心優はしぶしぶ吸入器を口元にもっていき

シュッと薬を吸った



葵 「よし、偉いね」



心優の頭をくしゃっとする



葵 「ちょっとドライヤーしてくる」


と言って洗面所に行ったが5分もかからないくらいで戻ってきた



葵 「よし、じゃあベッド行くよ」


そう言ってベッドに心優を連れていく


心優 「ベッドひとつしかないよ?」


葵 「ん?一緒に寝るんだもん、ひとつで充分」


心優 「んふっ、なんか新婚みたいだね」


葵 「そうだね、まあ、退院したらこれが日常になるから


よし、寝るよー」


そう言って部屋の電気を消しベッドサイドの小さな電気をつける


心優 「心優寝ないっ!葵は寝ていいよ!」


そんなことを言い始めた


葵 「んもー、ダメだよ、ちゃんと休まなきゃ」


そう言って心優を自分の方によせ

ぎゅっと抱きしめる


葵 「こうしたら安心できるでしょ?」


心優 「んーん、これ安心だけどね、心優寝なくて平気なの」


葵 「んふっ、何言ってんのー?

寝ないと体もたないんだから」


そう言って心優の背中をトントンとリズムよく叩き始めた


心優はそれしないでーともぞもぞ動く


葵 「んもーそんなもごもごしないの!

眠くない?

全く寝れそうにない?

お薬使おうか」