青空の下で

亮 「心優ちゃん眠ったね。酸素マスクしとく?」


葵 「うん。そうだね、しとく。ありがと。」



看護師は心優が投げつけたものを片付け始めた。


トントンッガラガラ

中島 「葵先生、心優ちゃんどうですか?」


葵 「今は落ち着いてるよ。」



葵 「やっぱ、精神状態が不安定な日が続きそうだな。」



心優の頭を撫でながら言う。



亮 「そうだな。精神科にケア頼むほうがいいかもしれないな。」



葵 「んー。でも可哀想じゃん?知らない男性に襲われたことで、人に対する恐怖心が強くなってるから、心優ちゃんも知ってる俺らがケアしていく方がいいんじゃないかなって思うんだ。」


亮 「確かにそうだな。」


中島 「葵先生、精神科医的なところあるから大丈夫じゃないですか?」


葵 「なんだよ、精神科医的なって」

笑いながら中島を見る。


亮 「それ分かるかも。さっきも精神科医みたいだったもんな」

ははっと笑いながらそんなことを言ってくる亮。