ラグタイム2号店

「テキトーにどこかに座ってくれ」

大輔さんに言われて、俺たちは椅子に腰を下ろした。

そこへバタバタと足音を立てて現れたのは、
「朝貴さん!」

翼だった。

彼は俺の顔を見た瞬間、ホッと胸をなで下ろした。

気のせいかも知れないけれど、翼はどこか痩せてしまったような気がした。

「朝貴さん、ご無事で…」

黒崎さんもやってきた。

俺の顔を見た瞬間、彼もホッとしたような顔を浮かべていた。

それから10分くらい経った後で、武人が現れた。

「――兄貴…」

武人の隣で俺の名前を呼んだのは、
「――夕貴…!」

夕貴だった。

俺は驚いて、ガタッと椅子から立ちあがった。