ラグタイム2号店

書き込みが終わると、ピリッと引きちぎると静絵に渡した。

「何ですか、これ」

静絵が聞いてきたので、
「俺が掃除当番の日…って言っても、君がこれる時でいいから。

あんまり遅いと親御さんも心配するだろうから、本当にこれる時だけでいいから」

俺は答えた。

「本当にいいんですか?

白石さんの方こそ、あんまり遅いと迷惑なんじゃ…」

「大丈夫大丈夫。

ここから歩いて10分のところに1人で住んでるから、多少遅くなっても構わないよ」

そう言った俺に、
「ありがとうございます」

静絵ははにかんだように笑って、お礼を言った。