『ねぇ、昨日の月9見た〜?』




『見たみた〜!
超感動!てか、最高!!』




『ヤダ〜
唇カサカサしてる〜』




『えぇー
じゃあ、これ使いなよ〜』













や、ヤバイよ……っ!!

ぼ、僕……女子高にいるよぉ!!












僕は、マキが通っている女子高の前にいる


周りを見回すと……

女の子だらけで、クラクラしてきた













あっ!や、ヤバイ!!

ぼ、僕………マキの教室どこか分からない!!













僕は、一応学校の中に入り

玄関で、うろうろしていたら………










『『『マキ様……っ////!!
おはようございます…っ!!』』』












なんかよく分からないが……

頬を赤く染めた女の子たちが僕に挨拶してきた












ま、マキ…様?

さ、様……って何!?



いやいや考えるのは後だね!













「お、おはよう」













僕は、精一杯の笑顔で女の子たちに挨拶をした













こ、これで大丈夫かな……?














『『『はぁ〜あ……っ////!!!』』』




「え…………えぇっ……!!!」
















僕が挨拶を返したら、女の子たちが一斉に倒れ出した













な、何……っ!?

ど、どうしたの……!?













僕はすぐに倒れている女の子たちの一人を抱き起こすと………












『ま、マキ様に……っ
だ、抱きしめられてる……っ////!!!

はぁ〜あ……っ////
マキ様の腕の中で、死ねるなら本望……っ!』







「えぇ……っ!?し、死なないで…っ!?」






『キャ〜〜っ////
ズルい!!マキ様に抱きしめられてるなんてぇ〜////!!』





『ちょっと、ルール違反よ!
マキ様から、すぐに離れて!!』





『第3条、マキ様に触れるのは禁止!

マキ様ファンクラブの掟を破る気!?』






「ふ、ファンクラブ……?」














そ、そんなの出来てるの………?

こ、ここ……女子高だよね…?













僕が抱き起こした女の子は、他の女の子たちに連行されて、みんなどっかに行ってしまった















ど、どうなってるの……?

ま、マキって……


この学校で、どういう立場なの……?