あたしと璃宇は一緒の部屋で寝ることに
なった。んだけど、
『ちょっ、ここ、あたしの部屋だからね!
なんなの、そのジュース、こぼしたら
許さないからっ!』
璃宇「分かってる、分かってる。
もー、そんな怒らないでよー」
『ちっ、』
璃宇「……さっき、ありがと。」
『………え、なーにが?』
璃宇「やっぱなんもなーい、
そうだ、好きな人いないの?」
『なっ、なに、いきなり!』
璃宇「春なの?やっぱり春?」
『は?なわけないじゃない。』
璃宇「じゃあ、あお?龍?」
『分かんない、でも小さい頃はあおが
好きだったと、思う。』
璃宇「えっ!?そうなの?!」
『だって、あおってあたしと気が合うし、
優しいし、…』
璃宇「今は好きじゃないなら、あたしが
貰うね、あおくん。」

