『それでも、ひとつひとつの変化は
広い世界から見たら案外ちっちゃいもので
変わらないように見える…』

璃宇「……そうだね」

あお「さ、日が沈む前に帰ろ。
今日はバーベキューだから。」

春「まじ?」

龍「やった!バーベキュー!」

変わりゆく街の中で、変わらないものも
ある…

それは当たり前のこと…

あたしたち幼なじみの中でも、
変わったこともあれば、変わらないものも
ある…

変わったこともかわらないことも好きになろう。
そう思った────


『今更だけど、そうちゃんとそらくんは?』

あお「あー…夏休み前に親父のとこに
行ったよ。」

春「そうちゃん?そらくん?」

璃宇「え、誰?」

『あ、あおのお兄さんで、双子なんだよー!2人とも凄く仲が悪いの。
それで、双子なのに似てないんだよ。』

龍「えー、知らなかったー!」

あお「言ってないんだから、当たり前だろ…」

春「帰ってくるのか?」