璃宇「秘密基地?」
あお「あのね、俺となずで造った
んだ、みてからのお楽しみなんだけど、
司と廉は木に登れなかったんだ、
でも、木の上からの景色を見せてあげたくてね…」
そう話してるうちに
大きな木のしたについた。
あたしは夏だし、暑いから、
短パンをはいて、氷を常備してる。
木に登ろう。
『やっほーい!!』
あお「あっ、おいなず!危ないだろ!」
龍「すっげー!」
春「もしかしてあれか?」
春が上の方にある、
板を見つける。
璃宇「登ろう!」
あたしたちは子供の頃のように
無邪気に笑った。
『ついた、ついた。』
龍「うわぁ!すごいー!!」
春「あれ、前に行った海だ!」
璃宇「すごい!綺麗!」
あお「だろ?」
『フフ、でしょ?』
そこから見る景色は前とは変わってるだろうけど、変わってないように見えた。
ひとつひとつは変わってても、
広い範囲から見たら、変わらないんだ。
って、街が教えてくれる。
『やっぱり綺麗…』
あお「変わらないな…」
春「え、そういうもんか?
…高い建物とか、増えてんじゃねぇの?」

