入学して、1日目。

寝坊した。

龍と学校へ全力疾走して、何とか間に合った。

先生の自己紹介を半分聞き流すあたしが

見たのは、さらさらのストレートロングの

髪が風に揺れている子のキレイな横顔だった。

見惚れていた。

あたしの龍の他の幼なじみのかりん。

その子も、可愛いとちやほやされていたけど、

そんなの比ではない。

思わず、息をするのも忘ていた。