司は救急車がつく頃には
信じられないけど、冷たくなっていた、
ありがとう、ってありがとうって、
最後に涙を流しながら…」
あおは泣いていた。
目の前で人が亡くなるのってそういうことだ。
司はバカなやつだ。
って、ほんとに思う。
残された人の身にもなれよ。
って、
屋上にはあたしらの写真やアルバムが置かれていた。
この景色は宝物だねって、あたしが言ったからかな?
『心残りがあるの…
それは、司は助けられたって事だった…
あたしたちがもっと司を支えてあげれた
ら…』
あお「俺と廉は毎日のように喧嘩するようになった。
なずはショックで、入院した。
そして、廉も俺も、耐えられなくて、
現実から目を背けるように、
あの街を去った。
司の悲しそうな横顔を思い出すのが、
大嫌いになった。今にも消えそうで、
怖くて、なにも聞けなくて、そんな
自分を憎んだ。」

