スター~何も見えない夜


あお「…

でも良かった…ここにいたんだね。

俺さ、なずがもうあの街にいないと思っ

て…しかもここ訪ねたら、知らん人が

いるし…」

『びっくりしたんだ。

…でも良かった。会えて。』

夜になって外も暗くなっていた。

あたしたちはあおにご飯を作ってもらう

ことになった。

璃宇「あの街に住んでないと思ったって

どういうこと?

司?くんと廉くんはどこにいるの?」

龍「それ、俺も思った!」

春「…おれも…」

『あー…廉は3年の6月に、、

あたしの家のすぐ近くの家に住んでたんだけど、……引っ越したんだ…

それ以来、会ってない…』

璃宇「…司くんは…?」

あお「─────それは、


…ごめん。言えないや。」

春「なんで?」

『もういいでしょ?…』

龍「前琳チャンって子がなずなちゃんを

訪ねてきたよね?」

『あ、あの子はつ、司の2年のときの…』

あお「…琳……いいよ…話すよ。

…司のこと、…

琳って子が謝りに来たんでしょ?」

龍「なずなは謝ってきたのを追い返したんだ。」

『……』 

璃宇「あれは間違ってるよ…」



あお「うーん。そうだね。


でも結局、俺らも、琳ってこも、

間違ってた…司も…」

『っ、もうやめて、ダメだよ。

…きっとまた、思い出して、後悔するよっ』

あお「なず、もういいよ…いんだよ。

自分を許してあげろよ…」

春「さっきからどういうことなんだ?」

あお「なずと俺と廉と司は生まれたときから、…幼なじみだったんだ。

…なず、アルバムここにあるよね?

持ってきてよ。」

なず「うん。

…ガタガタ、  あった…これだ。」

あたしがアルバムを取りに行ったあと、

リビングに戻ると、しーんとしていた。

あお「ありがとな、


……こいつが司。昔から女みたいな顔してて、弱虫だった。

…廉、司と一緒で怖いものが嫌いだった。
でも、強がって、可愛くないやつだ。

…これがなず、こいつは、6歳のときから
鳥目つまていう、夜に何も見えなくなる、病気なんだ。

俺らは4人で、とにかく、毎日遊んでた。

俺らの父親は知り合いで、だから、

毎日のように会ってさ、」