「なずな様、着きました。

別荘の方は、生活に必要なものは一通り

揃えておきましたので、何かあったら、

私の方までご連絡下さい。

あと、夜は決して『はーい、わかってますよーだ。』」

『執事さぁん、もう、かえっていーよ。

必要なものあったらこっちでどうにかするし。執事さぁん♪』

「おい、なずな、さっきからなんだ

執事さんって、前は夏樹って呼んでくれてたのにっ!」

『だって夏樹がお嬢様なんていうから!』

「それはだなぁ、この3人がいる手前っ!」

『あ、ごめんね。この執事、教養がなってなくて。』

璃宇「アハ、あはは、イーヨ、イーヨ。」

なんか、カタコト言葉になっている璃宇は

スルーしておいた。

この海を選んだのは正解だ。
そう思えるのはあと少し経ったとき。

再び動き始める4人の歯車。

ねぇ、ずっと一緒?

そう誓ったのは覚えて無いほど昔だね。