春はあれから少しだけだけどあたしと
喋ってくれるようになった。
春はバスケがうまいんだけとかりんちゃんっ
て子が今植物状態で、そのこを支えるため
にバスケを辞めたこと。
やめたことは後悔してないこと。
春がかりんちゃんのことがすっごく好き
だって事が分かった。
璃宇「ねぇ、変なこと聞いていい?」
『ん?』
璃宇「なず大丈夫なの?」
『なんで?』
いや、大丈夫って聞かれたら正直まだ、
あのことはひきずってるけど、そんなこと、璃宇知らないだろうし。
え、なにが?
璃宇「…え?なずって春のことが好きなんじゃないの?!」
『ハァ?!違うよ、違う違う。』
璃宇「えっ、だって、この前
春がなずにお前にも大切な人ができると良いなって言ったとき、悲しそうな顔してたし…」
『え?そう…?きっと、…』
きっとそれは、碧や、廉や司を思い出したから…
条件反射かな?
“大切な人”って聞いたら、
頭に浮かんでくるのは、3人の笑った顔…
璃宇「きっと?」
『ううん。何でもないよ。』
璃宇「えー…ほんとぉ?」
璃宇の冷やかしに少し呆れながら、教室に向かう。