春は怒って帰っていってしまった。

あたしの言葉が図星だったのだろうか。

あたしと龍はなずを探した。

探し始めてすぐ泣き声が聞こえた。

そんなにショックだったのだろうか?

まぁ、お嬢様って傷つきやすそうだし。
そんな偏見を持っていた。
こんな偏見誰も喜ばない。
なずに気を使わないといけないと思ってたからかな?ごめんねなず。

なず「、ごめ、ごめん。ヒクッ、ヒグッ

…おねがい、帰ってきて…

…行かない…でよぉっ…」

なずは何かを言っていた。あたしには聞こえなかったけど。

手には四つ葉のクローバーがあった。

龍に場所を教えてあたしはなずに声を掛ける。