嫌なのに…

看護師 「咲ちゃん、ちょっと我慢しようね。
聴診は痛くないでしょ?すぐだよ。」

そう声をかけながら咲の服を掴む手をどかそうとする。

咲「…んーん。」

翔太 「いつもやってるじゃん。どうした?咲ちゃん。ちょっと服まくって深呼吸だよ。」

そう言いながら看護師が作ってくれた少しの隙間から聴診器を入れる。

聴診器を当てるたびにびくっとする咲は、なかなか深呼吸をしてくれない。

翔太「咲ちゃん、深呼吸しようね。スゥーハースゥーハー。そうそう。上手だよ。よし、聴診終わり!」

咲 「はぁー。」

看護師 「咲ちゃん、今日疲れてるね。ため息ついて。フフッ」

咲 「なんか久しぶりに大学行くと緊張しちゃっていつもより疲れちゃった。」

翔太「ははっ。咲ちゃんは恥ずかしがり屋だもんね。今日も緊張しちゃった?」

咲 「うん。すぐ心臓バクバクなるんだもん。疲れちゃうよ。」