嫌なのに…

翔太 「さっき少し体が熱かったから、計って欲しいなー。…すぐだから、ちょっとごめんね。」

そういいながら、咲ちゃんの腋に体温計を入れて、腕を浮かさないように抑えた。

咲 「ちょ。ん。いやぁだ。」

目をうるうるさせながら翔太を見つめ、体を動かす。

翔太 「すぐ鳴るよ。ちょっとじっとしようね。」

ーピピピッピピピッ

翔太 「ん。鳴ったね。37.3℃か。微熱だね。頭痛いとかない?」

咲「大丈夫。どこもしんどくないよ。」

翔太「そっか。じゃあ聴診からするね。」

手で聴診器を温めながら咲に声をかける。

咲「やぁ。やりたくない。」
涙をためながら上目遣いで訴える咲だが、看護師は咲の服を後ろからあげようとしてくる。