嫌なのに…

朝の回診の時間。


咲の病室に行くと咲はまだ気持ちよさそうに寝ていた。


そっとおでこに触れ、熱が下がったか確かめる。


昨日の座薬のおかげですっかり下がっている。


あまりにぐっすりと眠っているもんだから、


とりあえず、他の患者さんの回診を先に済ませてから戻ってくることにした。



一通り回診が終わり、再び咲のもとへ。


まだ眠っているが、診察がしたいから起こすことに。



「咲ー!おきてー!」


肩をトントンと叩きながら声をかける。


「んー」


とだけ声を出し寝返りをうってまた寝始める。


そんな咲に優しいキスを落とすと、


「わあ!なにやってんのー」


と目を丸くしながら顔を真っ赤にして布団に潜った咲。