嫌なのに…

「ってか、咲ちゃんしんどくない?泣いたから顔赤いのかと思ったけど、熱上がったんじゃない?」


そう言いながら咲のおでこに手を当てる。


「ちょっと計って?」


そう言って体温計を差し出した。


「…計らない…」


「んじゃ、ちょっと失礼」


そういい咲に無理やり体温計を挟む。




「ふぇっ、いやぁっグスッヒック」


「泣かないでー咲ちゃん!

せっかく慰めにきたのに泣かしに来たみたいじゃんかー」



ピピピッピピピッ

「お、鳴った鳴った。んーと?39.5℃!?

一気に上がったね、辛いでしょ?」



「んー、ヒックヒックグスッ」



「慰めるって言って余計泣かしてんじゃんよ」


そう言って入ってきたのは翔太。


「わりぃな、ははっ」


「ははって、、、」


「咲ちゃん、一気に熱上がってる

今計ったら39.5℃になってた」


「え、そんなに上がった?ちょ、座薬持ってきてくんない?」


そう、咲に聞こえないようにこそっと会話をする。