嫌なのに…

「咲ちゃん!咲ちゃん!」


翔太の声がすると思いゆっくりと目を開ける。



「んぁ?翔太先生。

…はっ、翔太先生!?」


やばいと思った咲は一目散に逃げようと走り出す。


「あ、ダメ!走るな!」


そう言って咲を抱えた翔太。


「んー、下ろしてよ!ねぇってばー」



「こんなに体冷やして、熱でも出たらどうするの?


まあ、とりあえず戻るよ」



そのまま咲を姫抱きにし、病室に向かった。



病室につき、ベッドに咲を下ろす。


「んで?何であんなとこにいたのかな?咲ちゃん?」



(ひぇー!翔太先生怒ってる!?

どうしよう!どうしよー!!!)


「咲ちゃん?聞いてる?診察終わった後、先生何て言った?」


「…大人しくしててって言った…」


「うん、ちゃんと聞いてんじゃん」


怖くて顔があげられない咲は俯いたまま。


「ちゃんと聞いてたのになんであんなとこいたの?」



「…ちょっとだけならって思ったから…」


「ちょっとだけとか言って何時間外にいたと思ってるの?」


「…ごめん、なさい、、」