嫌なのに…

「ん、落ち着いたね。咲ちゃん熱また上がっちゃった?ちょっとごめんね。」


咲の襟元から素早く体温計を入れ体温計が鳴るのを待つ。


咲は熱と発作でもうぐったり。



ピピピッピピピッ

体温計を見ると、39.9℃の文字が。

「こりゃ、きついな。咲ちゃんちょっとお薬入れようね。」


看護師に座薬を持ってきてもらうようナースコールで頼み、咲の汗をタオルで拭く。


ガラガラッ

「翔太先生、持ってきました。」

「ありがとう」

そう言って、忙しいのかすぐ出て行った。


「よし、咲ちゃんお薬入れるからちょっと横向こうか。」


そう言いながら咲を横にしようとした。


「…え、何で。お薬飲むんじゃないの?はぁはぁ」

苦しそうに荒い呼吸をしながらそう聞いてくる。


「咲ちゃん、このまま熱高いと眠れないし辛いでしょ?だからお尻から薬入れるの。その方がすぐ効くからね。」

そう言いながら、淡々と準備を進める翔太。



「え、やだよ。やだやだ、そんなのぜーったいやだ!はぁはぁ。」


「やだかもしれないけど、やるよ。とりあえずズボンと下着脱ごうね。」

翔太は咲のズボンに手をかけた。


「やぁだ!恥ずかしい!」


熱が高いはずなのにしっかり抵抗してくる咲に翔太も苦笑い…