嫌なのに…

「んぅ、しょ、た先生?」


「あ、ごめんね、起こしちゃったね。気分はどうかな?」


「んー。頭ガンガンしてる。」


「頭痛いか、痛み止め飲む?」


「うん。飲む。」


「わかった。もうすぐ夕飯くるから、ご飯食べてからお薬飲もうね。」


「うん。ねぇ、退院いつできる?大学あんまり休むと単位なくなっちゃう。」


「そうだよね、大学行きたいよね。熱が下がって、喘鳴も綺麗になくなったら退院できるから、早く退院できるように、頑張ろうね。」

頭をくしゃっとしながらそう言うと嬉しそうな表情で翔太を見つめた。
翔太は思わずかわいいって声が漏れそうだった。


「汗かいてて服がびしょ濡れだね。着替える?」


「うん、気持ち悪い。でも今日入院するって思ってなかったから着替え持ってきてないの。」


「着替えは病院が用意したのをとりあえず着ようね。もう少し熱が下がって、体の怠さが取れてきたら先生と一緒に荷物取りに行こっか。」


「わかった。」