嫌なのに…

咲の細い血管に素早く点滴を刺す。


咲が点滴を嫌がるのは昔からのことなので、
眠ってから刺すのが咲への負担も少ない。


(咲には悪いが眠っているうちに病室に連れて行こう。)


看護師 「翔太先生、お疲れ様です。今日は咲ちゃんで最後ですよね?咲ちゃん入院ですか?」

「あ、うん。お疲れ。咲ちゃん入院させるんだけど、いつも通り嫌がってて、また無理矢理入院させることになるから、サポートしてあげて。」


「はい。咲ちゃん眠ってる間に病室連れて行きますか?」


「うん。そうしようと思って。ちょっと咲ちゃんの点滴パック持ってもらってもいい?」


「はい。」


看護師に点滴パックを持ってもらい、咲を姫抱きする。そのまま病室に運んだ。