嫌なのに…

「ふぇっ、グスッグスッ」

なかなか泣き止まない咲に翔太も胸が痛む。


「咲ちゃん、あんまり泣くと苦しくなっちゃうでしょ。ちょっと寝よっか。先生ここにいるから、寝ようね。」

咲のお腹をポンポンしながら寝るように言うが


「寝ないもん。眠くないから寝ない。入院しないからお家帰って寝るの!」

涙ながらにそう訴える。

そういいつつも本当は眠い咲。


「熱も高いんだからちょっと寝ようね。」


数分もすれば咲も夢の中に。


(本当は眠かったくせに。寝顔かわいいな。よし、今のうちに点滴しとこっ。)