あれから彼を廊下で見ることはなくなった


もしかして

見てるのバレてたかな


あれは

見てんじゃねーよ

っていう意味だったのかもしれない


それならちゃんと言えっつーの


そんなこと思っても

私の中から彼が消えることはなくて

今は笑い事のように思い出される