笹野さんは何も思わないのかな


これだけ落ち着いていられるもんな


脈なしか...


今の俺らを見ると

カップルだって思われるんだろな


キコキコと鳴るブランコの音が

心地よく感じる


ピョンと軽快に降りた彼女は

カバンを漁り始め

プレゼントを手に取った