私たちしかいない静かな廊下に

ゆったりとした時間が流れる


「別に見たって減るもんじゃな...」


え...


静かに彼に浸っていると

目の前で鈍い音がした


「嘘でしょ」


音の正体

それは彼がタオルを丸めて投げたものが

窓ガラスに当たった音だった