私達の登下校は、手を繋ぐことが当たり前になっている。 外に出て、歩き始めると自然と手を繋ぐ 大きくて安心感がある手が私は、好きだった。 「ねえ、今日ハンバーグ食べない?」 「莉香が作ってくれるの?」 「うん!」 「じゃあ、作って。楽しみにしとく」 ニコッと笑った。