「もう、莉香遅いわよ」





玄関から外を見ると、予想していた通り
小野寺先輩がいた。





「……変なヤツにまた会った。マジでついてないな。」





凄く嫌そうな顔をしている





「私だって凄くついてないもん!最悪!」





「あら、彗也知り合いだったの?」





「いや、ただ単にうるさい人ってだけ知ってる」






「サイテー!あんたの方がうるさいよ!」






「まあまあ、仲が良くて良かったわ」





嬉しそうな顔をするお母さん。何処が仲良さそうな感じに見えるのか私にはさっぱりわからない。