「せ、彗也終わったよ?」 「じゃ、行くか」 スッと伸びてきた手。 ギュッと握り返して歩き始めた。 「ねえねえ、彗也?彗也のクラス行きたい!」 「え……行くの?」 「?彗也のクラス何してるの?」 「じゃあ、行ってからのお楽しみってことで。……行くぞ」 そう言って手を引いて行ってくれた。