永遠に側に…

「ただいま…」


帰ってきた!!


かっこ悪くないかな…?


この格好。


「おかえりっ!」


幽霊のお出迎え。


聞こえなかぁ。


見えちゃいけない人だもんね。

私は。


ふと顔を上げると冬夜がスゴくコッチを見てる。



「………美沙?」



え。


なんで???


見えるの??

嘘だ。

ダメだよそんなの…


でも………嬉しい。


グイッと手を掴まれて引き寄せられる。


その瞬間は一瞬で、抱きしめられた時間はとても長かった。


ホント、


このセカイというものは…



笑みがこぼれた。