「・・・・あ・・・れ?」 あいつ転んだのかな? チラチラと見える彼女の膝から赤いものが見える。 血カナ?? 俺は気づかれないように近くに歩み寄る。 だんだんだんだんはっきり見えてきた。 「・・・・・・は??」 赤い・・・なんてものじゃなかった。 彼女の膝からは大量の血が流れ出ていて,ブランコから垂れている状態だったんだ。 「ちょ・・・おい!」 俺はブランコの前の柵を飛び越えて彼女に声をかけた。