「あー。クソ!」


放課後の部活。

今日は調子が悪い。

チームで別れて試合形式の練習をしているのだが,パスを出そうにも読まれ,シュートしようとするが読まれで,俺のボールはすべてカットされていた。


イライラする。


「おーい実ぅ1ちょうしわりぃなぁ!」

「!?」


その声の主は。。。。


「ういっしゅ!!」


竹だった。


俺は顔をそむける。


「なんだよシカトかよぉ!」

「・・・・・・。」

「ななな。今日さ,帰りメシいかねぇ!?」

「・・・・・。」

「なぁ~聞いてる??」


あーマジうぜぇ。なんだこいつ。


「お前さ。」

「ん!!??なになに??」

「なんでそんな俺に突っかかるわけ?」


からかってんの目に見えてんだけど。

俺はこうやってお前に冷たくするのを面白がってんだろ。







「なんでって。おれお前が好きだし。」






「は?」


「お前のこと好きなんだよね,俺。ファンなの。」


ニコニコ笑いながら変なことを行ってくる竹。

「おっと!!ホモとかなじゃないからね、残念ながら。」








「・・・・お前マジうぜぇ。」


「知ってる。」


俺は立ち上がって試合へと戻った。