それから私は引き取り手もいなく
ひとりぼっちになった。
でも寂しくなかった。
夜ご飯はみんなの家に毎日
日替わりで食べにいったり
土日はみんなと公園であそんだり
たまには遊園地にいったり
やっぱりみんなと一緒にいた。
私と一緒にいてくれた。
中学校に入学してからは
ご飯は自分で作れるようになったし
家事は全般こなせるようになった。
だからみんなの両親に
頼らなくても大丈夫になった。
「なんかあったらすぐ連絡してね。日和ちゃんはもう娘どうぜんなのよ?いつでもおいで!」
親戚の人たちよりも何百倍も
よくしてもらって
本当に大切に思っている。

