兄妹最強暴走族






「あのさ〜、私達先生達から許可もらって屋上にいるんだけど、取らないでくれますか?

ってか貴女達光琳のメンバーは先生達から許可もらってきたというのです?」




私は光琳の二人にイラついて、
ついつい文句を言うと、四人も文句を
言い始めた。




「麻耶ちゃんの言う通りだよ‼︎

私達五人が、先生一人一人や校長、
理事長に頼んで屋上を使わせてもらっているのに、貴女達はそれを横取りするということでしょ。

貴女達は随分と偉い身分なのですね。」




「そうですよ。

そう簡単に屋上を譲るわけありません。
僕達は、屋上と空き教室を使わせていただいています。

授業中、どうしようもないとき使わせていただいていることもありますが…

何故貴女達が僕達の居場所を奪うのでしょうか?」




「そうだそうだ!

俺たちに喧嘩で場所を取ったとしても、
この学校の生徒達からバッシングを受けるだろうな。」




「ああ。譲るわけにはいかない。」




まぁ、理事長の許可は取れないだろうね…
私たちの知り合いだし…


私達が光琳に批判?文句?を言うと、
先生がこう言った。





「おいおい、お前ら。

屋上と空き教室を使える彼らは、
T大を小学四年生のとき
H大を小学五年生のとき
飛び級で卒業しているから使えるんだ。

他の生徒達も知っているから何も言わないし、彼女らは正しいぞ。」





まあ、先生達が私達に逆らうってこと、
まず無いと思うけどね。




どうせ昼放課、光琳の幹部以上は屋上に
来るのだろう…

とりあえず、策を考えておこう。