蜜漬けの恋

「成瀬君!」

私がそう返すと成瀬君は笑いながら

こちらへ駆け寄って来た。

「おはよ」

「うん、おはよう」

私の後に続くように絢香も軽く

会釈をする。

「紺野、ちょっといいか?」

そう言ったのは小川君だった。

「…優羽、先に教室戻ってていいからね」

そう言った絢香は怪訝そうな顔をしながらも

小川君についていった。

「なんだろ…」

「…多分向こうもなんかあるんじゃないかな?」

成瀬君はそう言った後、改まった様子で

こう言った。

「でー、ノートはちゃんと書いてきてくれ
ましたか?もし、書いてないならそれで
良いですが、したのに書いてないなら…」

「かっ!書きまたした!」

そう言うと成瀬君はにっこり笑って

「じゃあ、出してください」

と言った。