蜜漬けの恋

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「成瀬君!どのタルトが良いと思う?」

「うーん…全部美味しそうだね、この
中から1個でしょ?」

成瀬君は唸りながら

ショーケースを見ている。

「俺、ずっと来たかったんだこの店!」

「そうなんだ!」

相変わらず唸り続ける成瀬君

(可愛い)

何て思いながら私は少し離れた所から

ショーケースを見つめる

「ねぇ」

不意に成宮君に呼び掛けられ隣りを見た。

「っ!」

気がつかないうちにどうやら成宮君は

真横に来ていたらしく私の顔と成宮君の

顔が残り数㎝でつきそうだった。

(びっくりしたー)

「離れてないで隣りで見て?最終的に
決めるのは上野さんなんだからさ!」

そう言って笑いかける成瀬君の顔が

近すぎて私はオーバーヒートして

しまった。
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