次の日の放課後、私達は学校

近くにあるカフェに来ていた。

「じゃあ、決まったんだよね」

「…うん、頑張る事にした。
よろしくお願いします」

そう言って私はペコリと成瀬君に

頭を下げた。

「よし、じゃあ…早速一つめ決まってるん
だけどいい?」

そう言われて私は顔を上げて

ゆっくり頷いた。

「ん、一つめは……もし妄想するとき男が
いるなら俺を使う事」

「っ!」

それは私にとって最初の治療にしては

大きすぎるミッションだった。