蜜漬けの恋

「どうかな?…上野さんが嫌なら
強要はしない、だって上野さんの
事だから…でもちょっとでも考えて
くれるなら…」

上野さんはしばらく何か考え込んで

からふっと顔をあげた。

「分かった」

「!」

「でも、ちゃんとした答えは明日まで
待ってくれないかな?」

上野さんの真剣な顔に俺は頷いた。

「全然いいよ!待ってるから」

そう言うと上野さんは少し申し訳なさそう

な顔で言った。

「ありがとう…せっかく好きになって
くれたのに私の事情で振り回して、
挙げ句トラウマまで治したいなんて
言ってくれて……ほんとに成瀬君は
優しいね」

その言葉に俺は必死で首を振った。

「ううん、俺もね嬉しかったんだ…」

「何が?」