蜜漬けの恋

瞬間、モヤモヤしたものが胸の中で

グルグルし始めた。

「………上野さん、もし、この先恋人が
出来た時トラウマがまだ治ってなかったら
どうする?」

「え?」

上野さんはいきなりの違う話の流れに

戸惑っているようだったが俺は半ば強引に

話を進めた。

「えー、うん、確かにちょっと困るかな」

上野さんは戸惑い気味に言った。

「もし、上野さんが嫌じゃ無かったら俺を
トラウマを治すのに使わない?」

「え?」

その誘いは確かにちょっとした、

ほんとにちょっとした三度目の正直

でもあった。でも、一番は…

「俺、上野さんはせっかく中身を見れる
素敵な性格の持ち主なのにあんなひどい事で
恋愛出来ないのは…嫌、なんだよ」

かなりの考えの押し付けだと思った。

でもそれでももったいないと、俺が

手伝えるならと思ってしまった。