蜜漬けの恋

「俺の周りにはさ、やっぱり見た目
重視の女子が多くて…だから俺が
らしくない事とかするとすぐに
色々言われて同年代の女子に中身の
事を押し付けるのは駄目だな~って
そりゃ、そんな事無い女子もいるって
分かってたけど…」

一回そこで切ると上野さんは

「うん」

と頷いた。その瞳はまさに『ちゃんと

聞いてるから話して』と言ったような瞳で

俺は上野さんのこういう所も好きな1つ

だった。

「だから、そんな時に上野さんに出会って
『この子、いいな』って思ったんだ」

そう言うと上野さんは顔を紅くしながら

「そっかあ~」

と笑った。

「なんか、お互いに次期っていうか
タイミングが合わなかったんだね…」

上野さんは涙目を擦りながら言った。

「確かに…そうだったね~」

そう言われた瞬間俺はハッとした。

(そしたらいつか、上野さんのトラウマは
治ってるはずだよな…その時上野さんの隣で
上野さんに笑いかけられてるのは……
誰なんだろう…)