「もしかして何か?困ってる?」
その声は少し小さな、でも可愛い
声だった。
びっくりして目線を外すとそこには
何故か緊張した感じの表情の上野さん
がいた。
「えっ!あーうん、これなんだけどさ…」
そう言いながらパソコン画面を向けると
上野さんはサッとしゃがみこんで、画面の
並び替えから写真の埋め込みまで全部
キレイにまとめ上げた。
(早っ!て言うか何にも言って無いのに)
「これで良かったかな?!」
「うん!ありがとうすごい助かった。でも
何も言って無いのに困ってた事解決する
からびっくりした」
そう言いながら笑うと
「えっ!あー大体の感じは覚えてるから…」
「本当に?すごいね、俺記憶力ないから
憧れる」
その時だった。上野さんはぶわっと顔を
赤くして微笑みながら
「嬉しいけど、恥ずかしいからやめて」
と言った。雷が体に落ちたような感覚だった。
久しぶりに異性を「可愛い」と思った瞬間
だった。
そこから後はもう、上野さんの1つ1つの
行動、表情、仕草、何もかもが可愛く見えた。
一時は、教室に射し込む夕日が上野さんを
可愛く見せたのかとも思った。でも、一度
知ってしまったあの感情は消える事なく
大きく大きく膨らんで「可愛い」は「好き」
へと変わっていった。
その声は少し小さな、でも可愛い
声だった。
びっくりして目線を外すとそこには
何故か緊張した感じの表情の上野さん
がいた。
「えっ!あーうん、これなんだけどさ…」
そう言いながらパソコン画面を向けると
上野さんはサッとしゃがみこんで、画面の
並び替えから写真の埋め込みまで全部
キレイにまとめ上げた。
(早っ!て言うか何にも言って無いのに)
「これで良かったかな?!」
「うん!ありがとうすごい助かった。でも
何も言って無いのに困ってた事解決する
からびっくりした」
そう言いながら笑うと
「えっ!あー大体の感じは覚えてるから…」
「本当に?すごいね、俺記憶力ないから
憧れる」
その時だった。上野さんはぶわっと顔を
赤くして微笑みながら
「嬉しいけど、恥ずかしいからやめて」
と言った。雷が体に落ちたような感覚だった。
久しぶりに異性を「可愛い」と思った瞬間
だった。
そこから後はもう、上野さんの1つ1つの
行動、表情、仕草、何もかもが可愛く見えた。
一時は、教室に射し込む夕日が上野さんを
可愛く見せたのかとも思った。でも、一度
知ってしまったあの感情は消える事なく
大きく大きく膨らんで「可愛い」は「好き」
へと変わっていった。

