蜜漬けの恋

そう言われた奏は申し訳なさそうな

顔をして俯いた。

(やっぱり奏夏休み当たりから変だ)

「奏だから、奏とデート出来るから嬉しいん
だよ。奏みたいな人でも奏じゃないなら
意味無―――」

言い放とうとしたその時

奏に口を塞がれた、キスだった。

「ん、はぁ、んん」

キスは深くは無かった、それでも何度も

何度も一回一回が長いくっついては離れてを

繰り返す奏のキスの仕方に私は息が

出来なくなった。初めてキスをしてから

全くしていなかった訳じゃない。

でも回を重ねるごとに奏から私に対して何か

突き上げるような激しい感情をぶつけられて

いるように感じていた。